手持ち無沙汰な時、温かいお茶のお供にでもして頂ければ、うれしいです。

半引きこもり生活、脱出…できずに終わるのか。

さて、小さな教室で日本の文化について伝える活動を始めたわけですが、第三弾「茶道」開講目前にして危機到来です!

これまでの活動についての記事はこちら。

 

yamatopiece.hatenablog.com

 

 

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何とこれまで使っていた教室が、所属しているアソシエーション内のゴタゴタで2月後半から使えなくなってしまっていました…。

 

色々な人が集まって何かしようとすると、気の合う仲間であっても、やはり多少の意見の食い違いは避けられませんし、まとめ役に付いていく人が少ないと、ボス的行動には批判が集中しますし、そう簡単に物事はスイスイと進まないものです。

f:id:yamatopiece:20170429185453j:plain岩山の上by Yamato piece

 

そんなこんなで、

「…はぁ、せっかくやりたい事が見つかったのに、やっぱり、直ぐにはなかなか上手くいかないもんだなぁ。」

と、私はちょっと気を落としていました。

 

それでも、私の未開催分の講座(計2回)のお知らせがすでに出回っていた事と、これまでの参加者の中でも次回を楽しみにして下さる方がいらっしゃった事もあり、キャンセルの案内を出した時点で、問い合わせが数件入ってきました。どの方も、是非参加したいからもし別の場所で講座を開く予定があるのであれば知らせて欲しいとの事でした。

フランス語ど素人の私が開く小さい規模の講座でしたし、参加者もそれほど多くはなかったので、数件でもこんなメールが入って、私は素直に嬉しく、勇気づけられました!

そういう訳で、一度は意気消沈した気持ちも「楽しみにしてくれている人が数人でもいるのなら、時間がかかっても必ずやどこか別の場所で実現させなければ」に切り替わりました。

でも、フランス語は下手くそだし、コネも少ない私に、簡単に場所が見つけられるのか…??

と、そこへタイミングよく通りかかった渡し舟がありました!

 

昨年の春の事ですが、知り合いの方に頼まれて、一度とある喫茶店で簡単にお点前を披露した事がありました。

その喫茶店はその街ではこれまでになかったタイプのお店で、お茶の注文はメニューからではなく、棚に所狭しと並べられた沢山の種類のお茶の中から選びます。ブレンドされている茶葉やフルーツ、ハーブなどから気になる物を選ぶと、缶を開けて香りを確かめさせてくれます。その際にお店の方のお勧めなども聞いて、注文すると、選んだお茶葉を丁寧にティーバッグに包み、熱々のティーポットと一緒に出してくれます。

 

おフランスはコーヒー派が多く、パッと出てくるコーヒーも十分美味しいのですが、何だか慌ただしく、ゆったりとした気分にはしてくれません。でも、お茶は、熱いお湯が注がれたティーポットから上がる湯気を見ながら、お茶がいい具合に出るのを待つだけでも、ホッと一息つけるのが嬉しい。

 

そのお店が開店して間もなくの頃、私のご近所さんがたまたま通りかかり、ちょっとお試し気分でお茶を飲みながら店主さんと話をしてみると、シングルマザーの彼女が義理の妹さんと意を決して開いてみたものの、町の中心から少し離れていて目に付きにくいせいもあり、お客さんもあまり入らず困っているとの事。そこで、そのご近所さん(世話焼き上手)、「近所に引っ越してきた日本人と最近知り合いになったんだけど、その子に(私)お点前ができるか聞いてみてあげるわ。いい宣伝にもなるし。」という流れで、私の所に話が来ました。

 

その頃はまだ、半引きこもりの真っ最中。どうしようかと迷いましたが、お世話になっているご近所さんの顔を立てるため、簡単なお茶会を開きました。近くに住むフランス語堪能な日本人の知り合いの方に手伝ってもらい、和気あいあいと楽しい集まりになりました。喫茶店の宣伝効果のほどは分かりませんでしたが、昨年の10月、喫茶店は街の中心へと引っ越ししました。

こちらがお店のフェースブックのページです。

https://www.facebook.com/KfThé-mes-Délices-1000111843355990/

 

そして、何とこのタイミングで、その店長さんから今年も何かしてほしいという話があったのです!そこで、予定していた第三弾をその喫茶店で行う運びとなりました。

前のお店に比べ、場所も広く、前回とは趣向を変えた企画にしたいと思い、新たに3名の知り合いの方を巻き込んでの茶道イベントです!

さて、どうなる事か…。

イベントの報告はまた改めて。