50代もそろそろ新入りの域を出て板についてきた。
娘が無事高校を卒業し、進学が決まった今年の夏前、秋に娘が巣立ち、自由時間が増えると出不精に拍車がかかり運動不足となり老化が加速するのでは、とちょっと心配になった。それで、定期的に外へ出かける予定があったら少しはましか、と思い、わが村のシニア教室へのボランティア募集に立候補していた。
コロナ禍前までの数年は日本語教室を3つ4つ担当していたので、家にはその時に使っていた折り紙やら筆ペンやらが沢山あって、また教える事があったとしても、ちょっと捌ききれない量があるので、お年寄りの方々と一緒に何か簡単なアクティビティを楽しめれば、と思った次第だ。それに、時間に余裕があって人生経験も豊富なお年寄りなら私の下手なフランス語にも寛容で、きっと私のフランス語上達への道への大きな壁となっている「ネーティブとの会話練習不足」の解決にもなるかもしれないし。
蓋を開けると、娘はフランスで進学する事を決め、パリまで通学する娘のため早起きする毎日は以前と変わらず、なんなら夜更けのお迎えに加えて週末も出かけるので、私の外出頻度は増えている感はあるが、新しい事を始めるにはいい機会だと自分に言い聞かせていた。
そして10月半ば、記念すべき第一回目のミーティングが開かれた。
ボランティアで集まる人は、てっきりちょっと若めの世代がほとんどでは、と思っていたが、集まっていたのは私ともう一人以外はみんな60代後半から70代後半のシニア女性だった。しかも、私以外のシニア世代でない女性は教室の運営側の方で、実はシニアのためのシニアによる活動グループという趣旨だったようで、まぁ、年齢的に近くない事もないけれど、まだシニアの域に達していない私はちょっと浮いた状態だった。
それでも、集まった15人程の中には、日本で働いている息子さんがいる方や、日本で就職を目指す姪っ子ちゃんがいる方、日本のアニメが大好きなお孫さんがいる方など、日本に親近感を抱いている方も多く、皆さんとても好意的。
それに「オリガ~ミ」はフランスでも子供からお年寄りまで誰でも楽しめるとあって人気のアクティビティ。場違いかな、と一瞬不安が過ぎったけれど、以前作った物を持参して披露すると、歓声が上がった。そして参加者全員がやりたいと手を挙げて、満場一致で「折り紙」は採用となった。隔週で2時間程集まるのだが、数名のボランティアが持ち回りで時間内でできる事を計画する事になった。そして私の折り紙はお正月明け。皆が楽しんで作れる可愛い物を考えようと思う。
フランス語の方は、と言えば、現在の私のフランス語能力では、1対1の会話は何とかできるものの、大勢の間でワイワイ交わされる会話は要点を掴むのに必死で、反応する余裕がないな、という事が確認できた。これを機会に聴解力も多少改善されて、これからの半年ほどで、もう少し自由に会話を楽しめるようになるように頑張りたい。
この村に越してきて12年。初のコミュニティ活動参加となるが、さぁ、50代日本人、果たしてフランス人シニアグループにうまく溶け込めるのか!?

お花の寄せ植えが花壇を可愛く彩るように、小さな村での異文化交流を楽しもう。





