コロナ禍での学校生活。
色んな行事が中止になりましたよね。
娘の通う中学でも通常3年生と4年生が2泊3日の修学旅行があるんですが、昨年は行けませんでした。
それを取り戻すため、今年は12月に一回と4月に一回計画されているとのお知らせがあってから、娘はウキウキワクワク。一回目の行き先はロンドン。大英博物館のサイトで見たい物に目星をつけたり、観劇予定のミュージカルの内容を予習したり、と気持ちは盛り上がる一方。
しかし、修学旅行が近づいてきた11月末、気温がグンと下がり、娘の学校では風邪をこじらせている子供たちが増えはじめていました。共働きのお家などは、親が何日も仕事を休めないため、多少熱があってもコロナ陽性でもない限り、薬を飲ませて学校に送り出すのがフランス。そして学校でマスクの着用は随分前から必要なくなっていたので、ウィルスの浮遊を妨げるものは何もありません。家庭の事情は分かるものの、修学旅行を前に娘に移るのではと心配でした。
できる事と言えば、風邪をもらわない様に、手洗いと、帰宅時のうがい、ビタミンCを意識して摂るぐらい。
気を付けてはいたものの、心配は的中し、出発2日前の月曜、学校から帰った娘の声は少ししゃがれ気味で、時々コンコンと咳をしていました。翌日は大事を取って学校を休ませ家で暖かくしてゆっくりしていましたが、症状は改善せず、「修学旅行大丈夫?」と娘に言うと、「ずっと楽しみにしてたんだから、這ってでも行く!」との事。
そりゃ、そうなるよね。あんなに楽しみにしてたんだもの。
そして出発の当日、声は相変わらずハスキーでしたが、熱もなく本人は興奮気味で至って元気。念のため先生には少し風邪気味である事を伝えましたが、「この時期、多いですよね~。」と全く持って無頓着。ちょっと心配ではありましたが、娘は風邪薬を持って電車に乗り込みました。
2泊3日。毎日10キロ以上歩く強硬スケジュールでしたが、時々送ってくるメッセージでは元気そうで、友達との笑顔あふれる写真で旅行を満喫している様子でした。
無事帰宅後、どれだけ楽しかったかを延々と話し続けたあと深夜過ぎに就寝。
一夜明けて、発熱。咳が悪化。喉の痛みに鼻づまり。そして3日目には
急性中耳炎まで併発し学校を1週間以上も休む事になりました…。
でも、娘によると”London was totally worth it!”(色々辛くったって、ロンドン行けてホント良かった~!)
体調悪くても、這ってでもやりたい事。
その後辛い思いをしても、やって良かったと思える事。
コロナ禍でできない事が多かったせいで、どん欲に全力で楽しむ姿勢が身についたのかもしれません。
親としては心配続きの2週間でしたけどね。