手持ち無沙汰な時、温かいお茶のお供にでもして頂ければ、うれしいです。

冬の淋しさ


12月も半ばを過ぎて、フランスも街はどこもクリスマスを盛り上げようと色とりどりの電光飾と明るい音楽で溢れています。

 

ただ、先週はこの冬最初の寒波で気温は日中も零度前後の日が続き、つい1週間ほど前までは木々に残っていた色づいた葉も一気に落ちて冬枯れ、我が家の近くの森もやけに深い所まで見える様になりました。

 

晴れ間が見える事が少なくなる冬場は寒いだけでなく、ただでさえ日照時間が短いのに灰色のぶ厚い雲がお日様を覆い、朝から夕方5時頃の薄暗さ…。

 

太陽光が十分得られないと、健康な人でも気分が俯き気味になるのは避けられないといいます。だからこの時期、街の賑わいとは裏腹に、淋しくなったり、悲しくなったりするのは自然の摂理。

 

自分は人一倍自然に近いのかもしれないな、と思えば、自分の事が少し愛おしくなったりしませんか。

 

そして当たり前の笑顔の後ろに隠しているかもしれない淋しさを思い遣って、照れずに周りのみんなに優しくしてあげられたらいいなと思う今日この頃です。