手持ち無沙汰な時、温かいお茶のお供にでもして頂ければ、うれしいです。

仏運転免許証

先週仏運転免許の技能試験を受け、めでたく合格。

これで免許不要の小型車卒業できます!

 

とはいえ、主人が運転していた自家用車は1年以上運転せずに放置していたのでバッテリーが切れてエンジンがかかりませんでした。

 

しかし、これはご近所付き合いが濃~い村、「わしの車でジャンプスタートしてやる!」から始まり、それがうまくいかないと、「バッテリーの交換ぐらいはわしに任せておけ!」、と世話好きのお隣さんが進んで引き受けて下さいました。そして何とその足で交換用のバッテリーを入手し、翌日の朝には年季の入ったごっつい工具セットと共に車庫まで来てくださいました。

 

主人が「自給自足の生活になると、真っ先にダウンするのは僕らみたいな人間だ」、といつも自虐気味に言っていたように、私も、何かあると自分では解決できず、すぐに専門家に頼むタイプの人間なので、自分で何でもできちゃう系の人は本当に輝いて見えます。

 

「なんて頼もしい!!」と尊敬と期待の気持ちで作業を見守っていました。

 

…が、ボンネットを開けて、最初のカバーの様な物を外した途端、おじさんの表情に陰りが見えました。どうもバッテリーはデリケート電子回路基板のような物の下にあり、「こりゃ、下手な事すると故障させるかもな…。」しばし考える様な顔を見せましたが、すぐに「申し訳ないけど、わしゃ~、よう触らん!」との事。昔の車はシンプルで若いころから大抵の修理は自分でしていたという60代半ばのおじさん。「最近の車は余計なもんがゴチャゴチャ付いてとってあかん…。」とちょっと寂しげでした。

 

というわけで、ここからは例の如く、頼みの綱が自分の下手くそなフランス語だけという、何とも心許ない状況に陥りました。

 

まず保険会社に電話して整備士の出張サービスを頼むところから始まり、修理工場の方への状況説明など、しどろもどろになりながら冷や汗と共に何とか手配を終え、「5分で到着します」の連絡から30分待たされたものの、フランスでは通常考えられない即日対応で何と2時間後には新しいバッテリーがちゃんと収まり、エンジンがかかりました!

 

あまりのスムーズさに、主人が向こうで隠れて色々操作してくれている所を想像し、ちょっと嬉しくなった一日でした。

 

今朝は車検の予約も入れ、来週には久々に制限速度までスピード出して走れそうです。

 

皆様の今日も、守られたいい一日でありますように。