手持ち無沙汰な時、温かいお茶のお供にでもして頂ければ、うれしいです。

夏バテ、という事で。

やる気をどこかに失くしてしまった。

 

半月位前までは週に3回はウォーキングに出かけ、朝早い内に掃除を済ませ、午前中には買い物をして、何なら庭仕事もして、後はお迎えの時間までは仕事をするというルーティンを難なくこなしていた。

 

なのに、それが最近、歯車が狂ってしまったように、できなくなってしまった。

毎晩楽しみにしていた皆さんのブログ訪問さえも滞りがちだ。

 

機械の故障であれば修理に出せばいいけれど、時々こうして起こる人の不調は厄介だ。朝起きたら軽い頭痛がして、体が重い。かと言って、別に熱があるわけでもなければ、動けないわけでもない。だから、ゴロゴロ、うだうだしていると誰に何を言われるわけでもないのに罪悪感に苛まれる。

 

そして考える。原因がはっきりすればいいのに、と。

そうすれば、何らかの対処法も思いつくし、自分を責めなくてもいいから。

 

そして思いついた。「早めの夏バテ」だ。

そうに違いない。最近、本当に暑くて、エアコンが普及していないフランスでは外気の熱が家に入らない様に雨戸を全開にしない。だから、朝早くに涼しい空気を家に取り込んだ後は、日向になる側の雨戸をちょこっとだけ隙間を残して閉めてしまう。そして気温が23度を超す前に、日陰側の雨戸も閉める。

そして家は陽が落ちるまで薄暗く生暖かい穴倉と化す。

 

今年は爽やかな春が早く来て喜んでいたのも束の間、そのまま駆け足で去っていってしまった。5月の下旬には連日最高気温が25度を超えていた。デリケートな私の身体は急激な気温の変化に対応できなかったのだ。

そう、こんな状況では心身がヒートショックを受けてボンヤリするのも当然ではないか!

 

ほら、理由が分かれば、気が楽になる。

 

日々お疲れの皆々様、夏バテなのではありませんか?

ハードな仕事は、剛健な精神と肉体に恵まれた方々にお任せしましょう。

 

ここで無理すると、本格的な夏乗り越えられませんよ。

だから、私と一緒に、デリケートな心身を労わりながら、うだうだゆったりと過ごしましょう。

 

What I dream of is an art of balance, of purity and serenity devoid of troubling or depressing subject matter - a soothing, calming influence on the mind, rather like a good armchair which provides relaxation from physical fatigue.

僕が夢見るのは悩み事や気の滅入る事を完全に排除したバランスと純粋さと平穏の芸術さー気持ちが和らいで静かになるような、言ってみれば疲れちゃった時にゆったりと休めるいい肘掛け椅子のようなね。

ーHenri Matisse

 

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