手持ち無沙汰な時、温かいお茶のお供にでもして頂ければ、うれしいです。

「えらかったね」「頑張ったね」の力

一昨日、ブログで出陣を宣言した後、3時間ほど庭仕事をした後の写真を父に送りました。

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枝切ばさみと腕力の成果の山

私の両親は褒め下手で、小さい頃があまり褒められた記憶がありません。

しかし今回は瞬時の返事。

「すごい、すごい、大したものだね!」

この一言で、単純な私は嬉しくなり、普段は仕方なくやる庭仕事が少し楽しくなり、翌日も喜び勇んで庭に出ていく自分がいて、ちょっと驚きました。

 

大人になると、やって当たり前の事ばかりで、褒めてもらえる事が少なくなります。

 

家では、掃除して当たり前、料理して当たり前、洗濯して当たり前。家族や庭、ペットの世話だって当たり前です。仕事も例外じゃありませんよね。

絶える事のない日常の瑣事の中には、やりたくない事だってあるわけです。でも、もういい大人。たいていの人は文句言わずに黙々と頑張ります。

それが如何に強い意志と体力を要するとしても、当たり前は当たり前。誰も褒めてはくれないのが普通。良くも悪くもそれに慣れてしまっていた私は、「褒められる」事で得られる元気がある事をすっかり忘れていました。

 

この大きな地球の片隅で、関わり合えるのは、たった一握りの人々。

お互いがお互いの頑張りを見守って、たたえ合う。大げさじゃなくてもいいので、ちょっとした労いの一言を掛け合えれば、お互いの毎日が少し明るく元気になるんだと思います。

 

もしかすると、ブログもそんな場所だからいいのかもしれません。

誰かが見ていてくれる。応援してくれている。

 

今までは、楽しみに読んでいるブログにも、気恥ずかしくてコメントしてきませんでしたが、ポジティブな気持ちは自分の中で完結させず、「楽しみにしています」をブロガーの皆さんに伝えた方がいいのかな、と思い直したりしています。

 

There is no verbal vitamin more potent than praise.

誉め言葉より効果のあるビタミン剤はない。

           ―Frederick B. Harris