今年の初映画。
大晦日の夜、年明けをジンジャーエールで祝うと、我が村でも少しだけ花火が上がった。新年を迎えたワクワク感が砂糖のお陰で更に高まって、娘がみんなで映画を観たいと言い出した。クリスマスイブで夜更かしをして、一気に夜型に移行してしまったのは心配だったけど、もうすぐクリスマス休暇も終わりだし、どこへも出かけなかったので、明日9時までに起きなかったらお雑煮は作らないと脅して、許すことにした。
さて、新年にふさわしい映画は何だろう、と皆で考えて決めたのは、ショーン・コネリー主演の1964年版007、ゴールドフィンガー。
ちょっと昔のアクションも、分かりやすい悪者キャラも、ショーンコネリーを取り巻く魅惑的ながらも強い女性達も痛快で楽しめた!キレイを武器に身を危険に晒してでも目的を遂行しようとする女性はカッコいい。
子供達がそんな古い映画観て楽しめるのかって?
イヤイヤ、面白い映画は世代を超えて楽しめる事は我が家で実証済み。
このデジタルな時代に余りにそぐわなくて大きな声では言えないが、実は我が家にはかなりの数のDVDがある。テレビは見ないけれど、皆映画は好きで、コレクションは主人の好み、義母の好み、私の好み、子供たちの好みと、冒険物やアクション、SFに始まって芸術的な作品まで幅広い。(えっ、007シリーズ?すみません全て揃っちゃってます…。)そして子供たちが小さい頃から金曜の夜はワンプレートディナーを前に家族で色んな国の色んな監督の色んな時代の映画を観るのが習慣だった。
流石にサブスクで色々観られる様になってからは以前ほど買わなくなったが、それでも好きな映画は1本2本と少しずつ増えていく…。直近で買ったのは前から持っていたけど傷がついたか何かで見られなくなってしまったキャバレー。
考えてみるとゴールドフィンガーは1964年、そしてキャバレーは1972年公開だから、どちらも私が生まれる前の作品で私からして世代を超えたファンだ。ちなみにキャバレーは義母のお気に入りだった。
義母と主人が先に逝ってしまい、二人の好きだった映画は暫く見られていないが、どれも何度も見た本当にいい映画ばかり。
今年は少しずつ見返してみようか。