新作が見つかる度に話題をさらう覆面画家バンクシー。
メッセージ性が強い物から、イタズラ心溢れる物まで、落書きのレベルを完全に超えた世界中に多くのファンをもつアーティストですよね。
先日、春を感じさせるいいお天気の中、プラプラ歩いていると歩道脇の壁に見つけたこの落書き。「いいねぇ、バンクシーっぽい!!」と思わず写真に収めました。
世界のどこかで、自分とは全く接点の無い誰かをワクワクさせたりドキドキさせたり、やっぱりアートの力はすごい。有名なギャラリーなどで高価に売買される作品や、美術館で大切に展示保管されている傑作とされる作品もいいですが、風雨にさらされて放っておけば自然と消えてしまい、道行く人が触っても、上から落書きを足されても、オーナーが怒って翌日には白塗りで消されてしまっても全然平気という、無防備で執着心も無い分、何にも縛られない自由な創作には批評家やパトロンの意見に左右されない、アーティストの気持ちがストレートに表現されているようで、とても素敵。もちろん、みんな生活していかなければいけないので、億万長者でもない限りバンクシーさんも稼ぐための仕事をしている事と思います。でも、これからも落書きアートを続けてほしい!っ誰が何と言おうと「好きな自分でいる事がカッコイイ」のお手本だから。
昨日、娘がネットで見つけた性格診断の質問表から私に聞いてきた質問。
「あなたは、今、夢に見てきた憧れの仕事をしていますか?」
日本語を教える事は、大変ですが、好きです。フランスという異国の地で、教える事が出来ている事はとても幸せです。
でも、それが「憧れの仕事」か、と言われると、即答できませんでした。
…私の憧れは演劇。でも、演劇が仕事になると考えた事はありませんでした。憧れを仕事に…?今からでも、できる事はあるだろうか…