今年も早、終わりに近づいてきましたが、皆さんの一年はいかがでしたか?
365日もあると、浮いたり沈んだり、老若男女、誰であれ、毎日が平穏というのは不可能ですよね。楽しい日もあれば、辛い日もある。脳天気な私にでさえ「さぁ、明日も頑張るぞ」と思える日もあれば、「明日までもつのか…」と不安になる日もあります。
それでも、今年も何とかここまで生きてきた自分を褒めてあげたいと思います。
傍から見れば、バタバタと要領悪く駆けずり回っているように見えてもです。
今年の夏休み前から少しずつ準備を始めていたものの、ウェブサイトを立ち上げた以外の実際の始動は9月以降。チラシを配ったり、体験クラスを開催したり、お祭りに参加したりとつむじ風に巻き上げられるように一気に忙しくなりました。
先ほど「傍から見れば」と言いましたが、実のところ自分でも、自分が息を切らしながら走っている道がどこへ続くのかもよく分からないまま、ただ闇雲に目の前の事に集中して活動を続けてきて現在に至ります。
それでも生徒数は子供から大人まで計18人まで増え、4クラス教えるところまできました。 もちろん18人という数は多いとは言えません。学校だと一クラス少なくとも20人はいますもんね。
でも、私の場合、昨年の10月にクラスを引き継いだ時は初中級1クラス、4人でした。なので、スタート地点と比べると4倍以上の人に日本語を学ぶ機会を提供できている事になります!そう、何事も小さな一歩からです。そして、これからも、少しずつ歩を進めながら、ささやかな前進を喜んでいきたいと思います。
生徒の皆さんは、それぞれが日本と日本文化、日本語に興味を持っている人達なので、「打てば響く」という感覚が、教える喜び、楽しさを倍増させてくれています。
フランス語が下手なせいで、最初は1時間の授業のために少なくとも3時間はかけていたクラスの準備も、生徒さんの理解のペースが徐々に把握できてきて、授業を進めるスピードが安定してきたせいか、何をどれだけ準備すればよいか大体予想できるようになったので随分効率があがりました。(それでも頂いている時給を準備時間も併せて計算し直すと未だ最低賃金下回ってますが…。そう、いつの世も先生の仕事は好きじゃないと続けられないものなのです。)
そして、先週末の土曜日、Avonの町からのお誘いでクリスマスフェアに参加し、友人と友人のご主人と一緒に無料アトリエ教室を開いてきました。午後だけのアトリエでしたが、私は折り紙担当で、ちびっこから大人の方までを対象に休みなしで3時間、クリスマスに因んで星とサンタさんのキャンディー入れの作り方を紹介してきました。もちろんボランティアですが、このイベントの後は2週間のお休みが待っていたので張り切ってきました!
子供達はちょっと風邪を引いていて、まだ思い切り休暇を楽しめる状態ではありませんが、時間に追われないというだけで、気持ちがとっても楽になり、心なしか夜もゆっくり休めている感じがします。クリスマスも無事終わり、子供達もプレゼント喜んでいたので花丸としましょう。
大晦日前には、ぐうたらな性分に鞭打って、すこし丁寧に掃除をして気持ちのよく新年を迎えられればいいなぁと思っています。
皆々さまもどうか良いお年を~。
If a man does not keep pace with his companions, perhaps it is because he hears a different drummer. Let him step to the music which he hears, however measured or far away. -Henry David Thoreau
周りのみんなと足並みを揃えない人がいたら、彼には、みんなとは違うビートが聞こえているのかもしれない。そんな時は、彼に聞こえている音楽のリズムで歩かせてあげてほしい。それがどんなリズムでも。 ーヘンリー・デービッド・ソロー