手持ち無沙汰な時、温かいお茶のお供にでもして頂ければ、うれしいです。

キャパ越え

拙ブログを時々訪ねてくださっている方がいらっしゃる事を妄想しながら、まずは、ご挨拶。

大変ご無沙汰してしまいました。

ブログを始めた時は、半引きこもり生活の真っ最中。

何かしなければ、という焦りが募り手探りで始めたブログでしたが、そのおかげで完全ルーティン化して単調だった毎日から少し外れて、時々道草をしたり、遠回りをしたりするようになりました。

そして、せっかく書くのであれば、何かの縁で、数多あるブログの中から奇跡的にも私のブログを覗きに来て下さる誰かの気持ちを、ちょっとでも上向きにできる事を発信しなければと、勝手にプレッシャーを感じながら過ごす日々は、以前に比べて格段刺激的になりました!

そして、ブログに背中を押されるように外に出るようになると、自然と人と会う機会が増え、中には時々会って他愛もない話をして笑い合える人もできました。出会いは、いつもいい事ばかりとは限りませんが、時には新たな出会いをもたらし、それが生活の転換に結び付く事もあります。

昨年の9月、これから仲良くできたらいいな、と思っていた方が病床につきました。彼女は隣町に住んでいて、近いという事もあり、日本食や体にいいと聞いた物を手土産にちょこちょこお見舞いに行っていました。そんなある日、彼女のお宅で、先生仲間だという方に紹介されました。その方から彼女の日本語クラスを引き継がないかとの話があり、元気になるまでの間の中継ぎのつもりで軽く引き受けました。でも、10月、入院先にお見舞いに行って、「今度はカニ雑炊作って来ますね~」と約束したのが最後となり、その日、息子さんの11才の誕生日を家族でお祝いした後、昏睡状態となり、2日後、亡くなりました。

それから、私は週一で日本語を教えています。フランス語がまだまだ下手なので四苦八苦しながらですが、生徒さん達はみな一生懸命で、楽しく授業を進めています。フランスの田舎町でも日本語を勉強したいと思っている人がいて、その需要に答えようとする団体があり、それらの人の役に立てるというのは本当に嬉しい事です。

ただ予期していなかった事が一つ。半引きこもり生活が長かったせいか、週一で2時間のクラスを教えるだけでも、メンタルキャパシティが一杯一杯になり、日常生活+クラス以外は何も手に付けられない状態になってしまいました。土曜はクラスの後、帰ってきたら夕飯の準備以外は何もできず、日曜も放心状態。月、火、少し回復したところで週末できなかった掃除や洗濯をこなし、水曜、ちょっと落ち着いたかなと思ったら、木曜からは次のクラスの事で頭が一杯…。とにかく、ピアノで遊んだり、お菓子を焼いたり、絵を描いたりする事はおろか、大好きで読者になっている方のブログさえ開く余裕がなくなりました…。

教え始めて数か月、少しずつリズムに慣れてきて、先週、久々にブログの世界へ戻ってきました。好きなブロガーのみなさんのブログを読んで、コンピュータの向こうで毎日頑張ってピカピカ輝きながら生きてらっしゃるのが伝わってきて、本当に、元気づけられました~。

私も、また、少しずつブログアップしていけたらな、と思います。

私の住む地域は、毎冬、雪など降っても1回か2回程度だったというのに、なんと昨日降り始めた雪は、今日になっても降り続き、とうとう一面雪化粧!

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いつも学校へ行きたがらない娘も、真っ白な雪を見て、はしゃいで学校へ行きました。

雪道の運転は怖いですが、喜ぶ子供の笑顔はいいものです。

そして、息子も…、と言いたいところですが、彼は風邪で学校休んでます。

車椅子では、「雪で嬉しい!」とはなかなか言えません。でも、まだ、14才。不安や心配の大部分は親が解消してあげられます。でも心配なのはオトナになってからの事。

障害児か健常児かに関らず、親っていう生き物はいつも子供の将来を心配するもんですよね。

日本もあちこちで大雪。皆さんと皆さんのご家族が、今日も元気で無事に過ごせますように。