手持ち無沙汰な時、温かいお茶のお供にでもして頂ければ、うれしいです。

ぎっくり腰=強制休養

先日、長引いた半引きこもり生活後の社会参加が、週にたったの2時間という極僅かな就労時間にも関わらず、今の私にとって如何にキャパ越えだったかについて書きました。

 

yamatopiece.hatenablog.com

 

そんな中、何とか気力で前進を図ろうとしていた私に急ブレーキがかけられました。

 

そう。今思えば、身体と心は「休ませろ信号」を出していました。

動悸、息切れに抜け毛。身体のだるさやふらつきなど。

にも関わらず、私は「こんなにダラダラしてちゃいけない!」とか「倦怠感は怠慢のあらわれだ!」とか、一体何のためなのか闇雲に自分を叱咤激励しながら、甘い物を大量補給しつつ、ここ数カ月やってきました。

 

でも、私の尋常ならぬ様子を見ていた主人がとにかく一度健診を受けた方がいいと(しつこく)忠告し続けてくれたお陰で、嫌々ながらもお医者さんへ行くことに。フランスへ来てから健診は一度も受けていなかったので、まずは基本的な血液検査から始める事に。

結果は重度鉄欠乏性貧血。鉄剤を処方され、念のためその他諸々の検査もしてもらう事になりました。

 

ただ、この間も日常は続く訳で、こなすべき仕事量や感じるストレスの量は変わりません。でも、こればかりは、どうしようもない所もあります。事実、子供たちの母親は私しかいないですし、週1の日本語のクラスは社会復帰の足掛かりです。フランス語のクラスだって、「えっ、今何て??」域を脱するには欠かせないんですから。

疲れを感じながらも、「大丈夫、大丈夫」と言い聞かせながら頑張ってました。

 

そして、子供たちの学校が休みに入った先々週の週末、「これで2週間、少しはゆっくりできるかな」と気を抜いたと同時に腰にピキーンと激痛が走り、歩く事さえままならなくなりました。やむなく主人には翌日から入っていた出張をキャンセルして、家にいてもらう事に…。

 

最初の丸三日はお手洗いに立つ以外はベッドで生活。その後少し動けるようになってからも座る事はできず、次の二日間も立ってできる必要最低限の家事をする以外は、ほとんどベッドで横になっていました。

5日間。皆さんだったら寝転んで何しますか?

私は、ダウンロードしっぱなしだった青空文庫の本を読んだり、音楽を聴きながら余っていた毛糸で椅子のカバーを編んだり、フランス語の基礎を復習したりと、とにかく、自分がしたい事を自分のペースでやってました。そして、案外これが楽しかった!!f:id:yamatopiece:20180226220641j:image

 

実はアメリカに住んでいる時は、原因不明でしょっちゅう腰を痛めていて、少なくとも3か月に1度は整体師さんのお世話になっていました。腰痛解消のために、ヨガや運動もしましたが、それがもとで痛みが悪化した事もあり、どうしたらいいか分からず途方にくれていました。

 

それが、フランスに来てからの4年間、ぎっくり腰はたったの一度きり。それも引っ越しで腰を酷使した後だったので、原因もはっきりしていました。

 

あれから3年半、運動不足には拍車がかかっているというのに、長年腰痛に悩まされていたのは嘘のように痛みの無い平穏な日々を送っていました…。

なぜか??考えて見ると、この腰痛から解放されていた日々は、ある時期と重なるんです。そう!何を隠そう、半引きこもり生活の間です!

とすると、私の腰痛はストレスと疲労のバロメーターなのかもしれません。

 

身体や心の「要休養」信号を察知していても、上手に自己制御できない私のような性格の人間には、痛い目に合わせて、強制的に休養を取らせる、というメカニズムになっているようです。

 

1週間の強制休養後の今日、久々にコンピュータの前に座ってます。コルセットはしていますが、座っていても、(まだ)ほとんど痛みはありません!そして何より、気分が爽快です。

 

ぎっくり腰や貧血は、もちろん無いに越した事はありませんが、幸い命に関る大病ではありません。皆さんも、毎日頑張り過ぎていませんか。無理していませんか。疲れた時やストレスを感じる時は、とにかく立ち止まって一息つきましょう。

 

私の様に身動き出来なくなってしまったり、はたまたもっと深刻な病気で寝込んでしまったりする前に、身体と心からの信号を感じたら、無視したり、ごまかしたりせず、自分をいたわって、甘やかしてあげましょう。

あっ、でも甘い物の食べ過ぎにはご注意!

私は3キロ増えて、太り気味から肥満圏内に突入しました。

ダイエット再開せねば。