脳天気。
人に言われると何だか貶され馬鹿にされているような気もするこの言葉。
でも、自己評価する時に使うと何だか誇らしい…(私だけ??)
昨日、病気療養してらした知り合いの方に半年ぶり位に会いに行きました。
仕事にも復帰されたと聞いたので、快癒祝いのお花と、これからも順調な回復を祈って有機果物の盛り合わせなど持っていきました。
お茶を出して頂き、ソファーに落ち着いた時、彼女から
「あらっ?○○さん、何だか若返ったみたい。5才位!」
それを聞いた私、
「え~っ?そうですかぁ~?別に何もしてないんですけどぉ~。」(全く喜びを隠せてない…)
『手土産を持って、久しぶりに会いに来てくれたんだし、何かいい事言ってあげたいな。』
ただ、それだけだったに違いないんです。
でも、脳天気。
まず「お世辞よ。」などと考えないのが恐ろしい。
自制心や謙虚な心は影を潜め、昨日、「写真に写る現実が受け入れられない」というタイトルでブログを更新したばかりだと言うのに、鏡を見るのさえ避けている自分がいると言うのに、ちょっと嬉しい事を言ってもらうとすぐに頭にのってしまう、私。
豚もおだてりゃ木に登る…。
久しぶりに褒められて、嬉しすぎて、思考回路が無茶苦茶になりました。
「もしかして、楽しい事一生懸命やってるから、キラキラしてるって事かしら…?ウフフ」
「もしかして、ここの所、毎日忙しくってヘトヘトだけど、夜よく眠れて成長ホルモンとかドンドン分泌されて、まじで若返ってるとか…?ウフフ」
「もしかして、ちょっと痩せたら、案外まだまだいけるとか…?ウフフ」
…と、留まるところを知らないのである。
でも、よく考えてみると、脳天気なのはラッキーじゃないでしょうか。
お世辞でも皮肉でも、それをいい風に受け取って、気分がルンルンになるんですから。
人によっては、そんな私を見て、「フン。本気にしちゃって、バカみたい!」と思っているかもしれません。だけど、いい大人はそんな事口に出して言いません。それどころか、自分が皮肉をタップリ込めて発した言葉が相手に通じるどころか、かえって喜ばせてしまったとなると、きっと意地悪をまた言う気もなくなるかと思います。せっかく色々考えて、嫌われるような事を言ったのに、「ありがとう!」と言われて、面倒くさい人から好かれちゃうと大変ですしね。
という訳で、今日もこちらはジメジメ肌寒~い天気ですが、
私の脳は堂々の晴天なり!